糖質とは、食品に含まれる炭水化物から食物繊維を引いたものです。
人間の体内で糖が不足した場合、人体は代替エネルギーとして「ケトン体」という物を生成し、糖のかわりに使用します。
ケトン体は脂肪から作られる為、糖が不足している最中は体脂肪が減少しつづける事になります。
ですから、糖質を制限することで意図的に『糖質不足』の状態を作り出し、脂肪を常に消費し続ける状態を作り出す。
それが、ケトジェニック(糖質制限)ダイエットです。
糖質が多く含まれている食品は、穀類(ごはん、パン等)や甘いものなどです。
逆に、糖質が少ない肉や魚は積極的に食べてよいとされ、空腹を我慢する必要が無いダイエットとして近年、注目を集めています。
有名なところで、ライザップなどでもこれに近い食事指導がされているらしいです。
しかし、まだまだ新しいダイエット方法であり、未知の部分や誤解が多いのも事実。
というわけで、私なりに色々と調べてみました。
■具体的には、どんな事をするの?
まず、糖質を制限します。ごはんやパン、麺といった通常の主食類は、ほぼ食べられなくなります。
代わりに、タンパク質や脂質から栄養を補うため、魚や肉を積極的に食べます。
■本当に痩せるの?
正しいやり方をすれば、痩せられる可能性が高いと思われます。ただし、日本人の臨床データが不足しているため、不確実な部分が多いのも事実です。
ケトジェニックダイエットは、人体の機能を利用した、割と極端なダイエット方法です。
体質によっては合わない人もいるでしょう。
もしかしたら、まだわかっていない危険性があるかも……。
なので、実践する場合は自己責任になります。
現状で分かっている危険性や誤解については、次回に詳しく書こうと思います。
■どんな人におすすめ?
ケトジェニックダイエットは『食べながら痩せる』ダイエットです。栄養はきちんと取らないといけないので、用意した食事を残したりするのはNG。
ですので、多量に食べる事になる『肉が好きな人』は、このダイエットに向いているかもしれません。
逆に、『どうしても甘いものが食べたい!』『お米を食べなきゃ生きられない!』『肉ばかりじゃ飽きちゃうよ!』という人には少し辛いかもしれません。
ただ、私も始める前はお米が大好きでした。
お菓子は殆ど食べず、お米ばかり食べて体重を120㎏まで増やしたほどです。
そんな私ですが、2~3日炭水化物を抜いたら、不思議とお米や甘いものが欲しくなくなりました。
一説には『炭水化物には中毒性がある』と言われていますし、案外「試しにやってみたら思ったより平気だった」という私のような人もいるのかもしれません。
また、脂肪をケトン体に変換するダイエットの為、平均体重以上の人、体脂肪の多い人ほどおすすめです。
太っていない人が更に絞るような、無理なダイエットをしたい場合にはお勧めできません。
■難しいんじゃ?
ケトジェニックダイエットは空腹になりづらいダイエットです。そのため、『ダイエットで空腹を我慢するのがつらい』というわずらわしさからは解放されます。
しかし、正しい知識を身につけなければ失敗する可能性が非常に高いダイエットでもあります。
私もまだまだ、自分の身体を使って勉強しているような状態です。
ですので、何かを調べたり、結果を分析するのが苦手な場合、『難しい』と感じるかもしれません。
如何だったでしょうか。
私なりにまとめるなら、ケトジェニック(糖質制限)ダイエットとは……。
・糖質を制限することで体脂肪をケトンに変換
・お肉や魚をお腹一杯に食べながら痩せるダイエット
・ごはんやパン、麺は食べられなくなる
・身体はあまり使わないが、代わりに頭を使う
といった感じです。色々と極端なので、人によって合う合わないがはっきり別れてしまうと思います。
ところで、『糖質制限 危険』と検索すると結構な数のサイトがヒットします。
そういったサイトを見ていると、「あれ、糖質制限って危険なの?」と心配になりますよね。
というわけで次回は、糖質制限の危険性と誤解について書いてみようと思います。
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